THE CAVE(ザ・ケイブ)サッカー少年救出までの18日間 (原題:นางนอน(ナーンノーン) 英題:The Cave)

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監督・脚本・製作:トム・ウォーラー
脚本・製作:カトリーナ・グルース 
脚本:ドン・リンダー
出演:ジム・ウォーニー、エクワット・ニラトヴォラパンヤー、ジェームズ・エドワード・ホーリー、ノパドル・ニヨムカ、エリック・ブラウン

2018年、タイのチェンライ。サッカーチームの子供たちとコーチが、豪雨により増水した洞窟の奥深くに閉じ込められ、遭難から9日後に発見される。しかし、洞窟内の数か所が水没するなどいくつもの難所に阻まれ、脱出は困難を極めていた。一刻を争う中、世界中から洞窟潜水士が集められ、決死の救出活動が始まる。

2年前に発生し、世界が固唾をのんで見守った事件。13名の少年とコーチ全員が救出されるまでの映画化である。ドラマの中心を為すのは、救出に関わった人々、洞窟の周囲でが起こっていたか、という事実の再現だ。
時折り差し挟まれる少年たちの映像は漆黒の闇の中、岩から滲み出た水を飲もうとする少年、励ますコーチの「声」だけ。冒頭、陽光の下で楽しげにサッカーに興じ、自転車を乗り回していた少年たちのイメージが残るだけに、闇の中とのコントラストが鮮明になる。あの溌剌とした少年たちは今どうしているのだろう?と想像せざるを得ない巧みな演出だ。

嘉手納基地を通して米軍レスキュー隊がとる協力体制、ポンプを持ってきた業者がいるのに、申請・許認可がないと駄目、と手続きを優先する行政。潜水許可が降りない…などなど、一刻を争う場面でも救助活動は遅々として進まないもどかしさ。
生存者のために祈る僧侶、歌と踊りを捧げる人々、救出作業の過程で犠牲者も出てしまい…。漠然としか知らなかった事件の全貌が明らかになるに連れ、目が離せなくなってしまう。緊張感を孕んだ104分である。(大瀧幸恵)



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2019年/タイ・アメリカ/英語・タイ語//104分/G/タイ・アメリカ合作
配給:コムストック・グループ+WOWOW 
配給協力:REGENTS
© Copyright 2019 E Stars Films / De Warrenne Pictures Co.Ltd. All Rights Reserved.  
★2020年11月13日(金)に新宿ピカデリー他にて全国公開
posted by グランマゆきえ at 15:42Comment(0)タイ